ゴー宣DOJO

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小林よしのり
2016.9.30 02:06日々の出来事

朝までテレビ番組で「朝ナマ」に備える


昨夜、なるべく起きていようと、録画したテレビ番組ばっかり

見ていたのだが、漫勉という番組で、高橋ツトムという漫画家

の画力に圧倒された。

わしも最近、筆ペンを使っているが、つけペンよりも圧倒的に

速くて楽だ。

しかし目や細かい線は未だにGペンに頼っている。

高橋氏のシャープペンシルの太さが絶妙に良くて、わしもあの

シャーペンが欲しい。

握りの部分のゴムも太めなのだろうか?

道具に懲るポカQ、あれって入手できるか?

それからホワイトが筆になっていて、かなり細い線も出せそう

だったが、あれも入手できるか?

絵はとことん自由に描いていいのだな。

わしは石森章太郎の「マンガ家入門」で育った世代だから、

過去の作法を崩せなかったが、もっと根本から考え直しても

良いようだ。

 

それから松田聖子の出る「ソングス」という番組を見たが、

歌を楽に歌っていて相変わらず音色が美しい。

歳をとると高温の張りや伸びが衰えてくるから、サビで感動

できなくなるが、昨日はそういう歌がなかった。

新曲は2曲とも冒険してるが、口ずさみたくなる歌ではない。

「瞳はダイアモンド」みたいな楽曲を松田聖子に提供できる

クリエイターはいないのか?

 

それから「蘇る歌謡曲」3時間スペシャルを見た。

昔のアイドルは歌がヘタだと思い込んでいたが、とんでも

なかった。

今に比べたら、石川ひとみも、高田みづえも、桜田淳子も、

みんな歌が上手かった。

石原裕次郎や勝新太郎や渡哲也など映画俳優の歌も、圧倒的に

カッコ良くて上手かった。

歌手が他の歌手のモノマネするのも、上手すぎて感動した。

昔は良かったと言うしかない番組だった。

 

テレビ番組ばっかり見て4時まで起きていたが、目を覚ました

のは9時過ぎ。

まあ、これで「朝まで生テレビ」は起きていられるだろう。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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